9月より1年間に渡りシリーズでお届けするこのコーナーでは、湘南地区を中心にお年寄りのケアホームを運営する「サンフォーレ」に密着レポートします。

シニアの個性を大切にする“分散”と
安心で快適な老後を実現する“集中”の理念

 “集中と分散”。湘南を中心に「街角のケア」創りを探求し、シニアホーム・介護施設を展開する株式会社サンフォーレ。この集中と分散の考え方が、街角の小さなホームで一人ひとりが自分らしく生きるのを、街角の人々が支える街角ビジネスの基本理念でもある。
 「現在10施設を運営していますが、食材の調達や給食のメニュー、施設運営に係わる物品などは、マニュアルに基づいたセンター機能を持つ部署で、各施設の態様に沿った集中管理で機能的かつ効率的なシステムを構築しています」。
 「最も大切なことは、シニアがご利用の各ホームは少人数規模で構成され、入居の方々の健康状態や介護の程度を把握し、個人の人格を尊重した介護プログラムやサービスを提供しています。いわばこれが、集中に対する分散で個々人への対応を大切にした介護の考え方です」と同社の井澤本部長。
 集中と分散を進めるサンフォーレは実践の積み重ねで更に、きめ細かなサービスプログラムに収斂されている。
 今回訪問した藤沢鵠沼の共生型グループリビングの「リーラの家 鵠沼鵠洋(こうよう)は閑静な住宅街の一角。サンフォーレの考え方に共感された地主からの一括借り上げ方式で新築のグループリビングホームとして建設された。開放感のある広々とした共有スペースを「サンフォーレでは、多くの施設が地域ぐるみでシニアを介護する街角のケアを行っていますが、この施設もまさにその中核施設とも言えます。部屋数も1階が8部屋、2階が9部屋の計17。特徴はこの共有スペースです。1階ホールは地域の住民にも開放しホームコンサートや料理教室など、様々な行事を行う、いわばbたまり場c的なスペースです。男の料理教室も近隣のシニアの方々が参加して大好評でした(前出・井澤本部長)」。つまりここから若者文化ではない、新たな高齢者のb手作り文化cを発信しようという試みが実践的に行われている。
 各施設のお風呂も実は様々なデータの蓄積により、国内メーカーとの共同開発で機能性がアップ。いつでも安心で快適な入浴が楽しめる。個室に設けられたシャワー設備も大手家電メーカーとの共同開発で作られた。安心で快適な介護の実現がソフト面のみならず、設備の一つひとつに活かされ、まさにサンフォーレの21世紀型高齢化社会のシニアホーム像が見えてくる。



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