三浦半島の小・中学校の先生から、我が校自慢をたっぷり披露していただきます!

第5回 横須賀市立 汐入小学校


高橋眞雄校長

 横須賀市の小学校の中で、最も歴史のある小学校の一つ――汐入小学校は明治5年(1872年)8月、学制頒布に伴い、稲岡町(現ベース)に『稲岡学舎』として設立された。
 今年で創立130周年。11月には記念式典が催される予定だ。

 汐入小学校は、京急汐入駅を降りてすぐ、横須賀プリンスホテルとは反対の山側にある。小さなグランウンドを取り囲むように校舎が建っている。
 海軍や海軍工廠のあった土地柄、生徒数は時代の波と共に急激な増減を繰り返してきた。
 2000人前後になる時もあったが、現在の生徒数は168名、生徒数の少なさでも追浜、走水に次ぎ市内でも3番目に小さな学校だ。

 一学年一クラスだが、その少なさを上手く活かして、6年生から1年生まで縦割りの班をつくっている。
 基本は一つの班に各学年が一人ずつ。6年生がリーダーとなって、さまざまな行事をこの班で行動する。
 6年生が下見から引率までをこなす春の全校遠足では、上級生は責任と思いやりを、下級生は信頼と安心感を培っていく。
 「全校生徒が兄弟のように、仲良くしているが、逆に狭い人間関係に引きずられないよう、できるだけ外に目を向けさせてやりたい」と高橋校長。


近くのお祭りの時の写真を
校長先生に手渡す生徒

 自ら地域の野球チームのコーチをしていた経験も踏まえ、子供の休みの日の過ごし方についてこう提言する。
 「最近の子供は適応能力とも言うべき、新しいものを理解する力に優れているが、その反面もっと『生の体験』を必要としているのではないか」。
 「週2日の休みをどう過ごすか、どのような生活スタイルを子供たちが身につけていくかは、大人たちと同様に課題だ」。
 幸い、商店街を中心とした結びつきの強い地域性から、行事の時などは父母が積極的に参加してくれる。土日に学校を開放した活動など、要請があれば応えていく予定だという。



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