
三浦半島の小・中学校の先生から、我が校自慢をたっぷり披露していただきます!
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第10回 横須賀市立 不入斗中学校 |
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夏野正校長 |
オアシスのような校長室だった。ガラガラと戸を引き部屋に入ると、教育委員会から寄贈されたという佐々木雅人さんの明るい光を感じる油絵が目に飛び込んできた。そして天井まで届きそうなパキラとゴムの木、白、ピンク、赤のシクラメンが日なたに並んでいる。ホッとする雰囲気が漂う中で、夏野正校長にお話しを伺った。
昭和22年、陸軍の兵舎を利用して開校、昭和31年は生徒数が3000人を超し、日本一のマンモス校と話題になった。卒業生の中には歌手の山口百恵さん、柔道の猪熊功さん、ボクシングの大和心さんなどそれぞれの舞台で大活躍した有名人を輩出。 地名の由来は、一斗のお米も収穫できない不毛の地という意味のほか、他にも説があるそうだ。 このような環境の中、「自ら学ぶ意欲と豊かな心を持ち、21世紀をたくましく生きる生徒の育成」を教育目標に取り組んでいる。
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夏野先生は横須賀市で教壇に立った最初の学校が今の不入斗中学。約30年振りに戻ってきた。「入中には入中の風が流れていると感じました。かつての子どもたちもエールを送ってくれますし、心強いですね」
「入中に来て2年目、3年生を持ちました。進路を決めなければならない12月、生徒たちは暗い表情になったので三浦海岸にオリエンテーリングに連れていきました。歩道を歩いていると、酔っぱらい運転手の車が飛び込んできて、生徒のひとりが重傷を負った。こんな大事な時期に…と周囲から非難されたが、重傷の子が集中治療室で開口一番、先生のせいじゃない!と両親に叫びました。一時は教師をやめようと思いましたが、子どもたちに支えられました。全員、入試を受け進学が決まり、卒業式の翌日、貸し切りバスでスケートに連れていきました。この経験からいろんなことを学びました。行事なども今年は今年で見直し、全て子どもたちのためになっているか?と考えてスタートすることを理念にしています。プラスになっていない時は何が悪いのか分析します。教師はいつも子どもの側に立つべきで、肩寄せあって暖かく接し、感性豊かな人を育てたい。目標を持ってがんばる人は希望を語りますが、目標を持たない人は不満を語ります。だから不満からいいものは生まれません」。
壁に「和顔愛語」の自筆の書が貼ってある。「厳しい顔で頭ごなしに話すのではなく、こういう考え方もあるよと笑顔で話したいので自戒の意味を込めて書きました」
「入中はかつては問題を抱えている生徒がいて、世間の評判があまり良くなかった。当たり前のことが当たり前にできて、地域や保護者から信頼される学校にしたい」と率直に語る。
「心して育てよ
入中の子どもらを!」の貼り紙に強いリーダーシップを感じた。旬の入中に注目しよう。
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