三浦半島の小・中学校の先生から、我が校自慢をたっぷり披露していただきます!

第16回 葉山町立 南郷小学校


早川峻志校長

 葉山町立南郷中学校(早川峻志校長)は、葉山中学校より分離して、昭和56年に長柄の山間に開校した。逗葉新道方向右側の坂道をかなり上がった所にあり、学校の上隣は南郷上山公園で、360度山の緑に囲まれ、民家は一軒も見えない素晴らしい環境だ。

 南郷中を訪ね早川峻志校長にお話しを伺った。「自然が豊かで学校の中はのんびりしていますが、クラブ活動は小人数ながら活発です。勉強面でも、生徒の意欲を引き出すよう各教科でイベント(英検・数検・意見文発表会・レシテーションコンテスト・学年音楽会など)を組み入れ、先生方も意気盛んです。生徒数244名、3学年で7クラスの小規模校ですが、生徒一人ひとりに目が行き届きやすいという良さを活かした学校作りを目指しています」。

 地域と学校の連携を深めるために『南郷中学校区教育懇話会』が年3回開かれ、学校関係者・PTA・学区内の町内会や地域の活動家が参加する。生徒会からも代表者数名が出席し、学校内の問題への取り組みの決意を述べるなど、中学生の生の声が地域の大人に届く良い機会になっているようだ。「学びの多様化の中で、休日を地域の中で豊かに過ごして欲しいと思います。地域も中学生が参加してくれることを望んでいます」。

 学年毎に日を変えて行う『学年音楽会』では、個人やグループの有志生徒によるピアノやリコーダーの演奏発表会と同時に、同校を卒業して音楽に携わっている専門家を1日目はトランペット、2日目はフルートとピアノ、3日目はサックス四重奏というように、日替りでゲストに迎え演奏会を行っていて、ここでも地域との連携が行われている。

 南郷中では、今年度の1年生から「福祉」と「進路」の教育(31時間)に力を入れている。「福祉」を広義にとらえ、人に会うことへの心構えやマナーなど事前学習を経て、地域調査や各組織団体訪問などで課題を見つけ、体験し、レポートにまとめる。「進路」は様々な角度から自分をみつめ、職業調べへと展開し、2年の職業体験へとつなげる。「住み良い地域を作るには、社会の中の自分に気づかなければならない。『社会を視野に入れた大人』になるために総合的な学習の時間で自分たちの生活環境全般について様々な角度から考察していきます。地域のもつ課題を中学生も共に考え参加していくことが出来るようにするのが狙いです」。
 早川校長のお話しを伺いながら、これからの若い世代にすごく期待が持てそうな気がしてきた。



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