三浦半島の小・中学校の先生から、我が校自慢をたっぷり披露していただきます!

第19回 横須賀市立 高坂小学校


笠原一美校長

 横須賀市立高坂小学校(笠原一美校長)は、浦賀と久里浜を結ぶ浦賀港久里浜線の途中、小高い山の斜面に建つ創立78年の小学校。
 開国150年を迎え脚光を浴びた本拠地で、小学校付近には昔を偲ぶ古い町並みも残る。
 高坂小の校章は、愛宕山(あたごやま)の桜、ペリーの黒船、先住民族がデザインされ、開国の地との結びつきを感じる。
 笠原校長は「今でこそ京急浦賀駅の周辺が栄えていますが、その昔は学校のすぐ下の通りにも銀行などがあり、賑わったそうです。子どもたちも地域学習で歴史を学べることでしょう。土地の良さをわかってくれたら」と語る。


60段の階段を登り、
毎日子どもたちは登校する

 現在438名が通い、敷地は市内2番目、校庭を2つ持つ。「山の斜面に建っているため、校舎が横長。今日測ったら133メートルありました。これも珍しいから自慢かな(笑)」。
 小学校の周りは自然が多く残っている。小学校に入るまでの坂(まさに高坂)の土手には創立70周年の時に植えられた水仙や桜、周囲にも多くの樹木、草花があり、四季を感じさせる。野鳥も多い。
 「学習で使う木の実にも不自由しませんよ。現3年生は総合学習で“学校自慢をしよう”というテーマで、学校内の樹木、草花を利用し草木染めやお茶作りなどに挑戦する予定です。
 「大自然の中で過ごすせいでしょうか、素直で明るい子どもたちです。それに、大きなケガが少ないのも自慢ですよ」。急な坂と学校のシンボルともいえる正面の急な60段の階段で毎日鍛えられているからではと語す。校歌にも歌われる階段は創立当時のままで、風景に溶け込み、どこか懐かしさを感じる。


収穫が楽しみな手づくりの田んぼ、
奥が横長の校舎

 今年4月に着任した笠原校長は積極的に子どもたちと触れ合い、5年生の田植えにも参加。「田を作るところから始め、田にするのにどのくらいの土が必要か、算数の体積の勉強です(笑)。体験から身に付けてくれれば」と子どもを想う。
 四季を肌で感じながら過ごせる小学校。苦労した田では稲穂が重たくなっていた。もうすぐ収穫の秋を迎えようとしている。






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