三浦半島の小・中学校の先生から、我が校自慢をたっぷり披露していただきます!

第21回 三浦市立 三崎小学校


五常の松

 古くから風待ち港、遠洋まぐろ漁業の基地として栄え、歴史と伝統が今に息づく港町、三崎。その漁港や対面する城ヶ島を望む丘の上に三崎小学校(布施悦夫校長)がある。
 校庭にそびえ立つ松の木について布施校長は「これは『五常の松』と呼ばれ、五常(仁義礼智信)を重んじる校風を表し、樹齢130年以上と思われるその姿は三崎の人々の大切な宝物の一つになっています」と語る。
 明治5年(1872年)に三崎郷学校として創立。創立131年を迎えるこの小学校は三浦市内で最も古い。校歌は北原白秋作詞、山田耕筰作曲。児童数は現在422名で全12クラスとなっている。

 教頭の角田恵美先生に校内を案内していただいた。お花が飾られ、手作りの傘たてが並ぶ。古い校舎だが大切に清潔に使われている。屋上からは三崎港、うらりを眼下に城ヶ島や宮川公園の風車も良く見える。晴れていれば富士山の姿も望める。強風で沖に立つ白波が絵のように美しい。
 「総合的な学習の時間には『いきいきと輝く子』をテーマに三崎の特色を生かした学習を行っています。例えば三崎のまぐろ、三崎の風、三崎地区の特色的な職業などについてです。保護者には漁業関係者やまぐろにかかわる職業の方が多く、地域振興の目的もあります」。
 三崎には代々伝承されてきた「チャッキラコ」(国の重要無形民俗文化財に指定)や「いなりっこ」などの伝統芸能がある。守る会に所属している子供たちもいる。「芸術鑑賞会」ではこうした伝統芸能を鑑賞し、伝えていこうと考えている。


運動会には子どもたちの手作りの大漁旗がはためく

 運動会では港町ならではの光景が見られる。カラフルな大漁旗がたくさん飾られ、子供たちもオリジナルの大漁旗を製作して華を添える。生涯学習の基本づくりとして集中力・豊かな心を養うために朝の10分間読書を続けている。風の吹く校庭では子供たちが元気よくとびまわっていた。






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