三浦半島の小・中学校の先生から、我が校自慢をたっぷり披露していただきます!

第28回 逗子市立 逗子小学校


高島俊二校長

 逗子小学校(高島俊二校長24クラス716名)はJR逗子駅や京浜急行新逗子駅からほど近く、逗子市の中心街にある。明治5年の設立から今年で132年、歴代校長も25人、日本の学校教育の過程を歩んできた道のりがある。昭和30年後半に木造から鉄筋校舎に建て替えられた時は「水洗トイレがある」と注目を浴びた。

 今春、逗子小学校は、逗子市の図書館・ホール・生涯学習施設など文化教育ゾーンの複合施設の一つとして建て替えられ注目を集めている。「初任校も逗子小」という高島校長に学校を案内していただいた。
 新校舎は、明るく柔らかな暖かさに包まれている。全てフローリングの床で教室・廊下・多目的スペースを一つの続いた部屋として捉え、廊下側に壁がない。収納の棚がしきり代わりに置かれているが廊下を通ると教室の中が全部見える。
 高島校長は「最初は子ども達も見えることを気にしていましたが、授業に集中していると気にならないようです。先生方も子ども達の気をそらせない授業を工夫していますし、子ども達も静かに勉強しようという意識が芽生えてきています。これからもっと施設を上手く活用する事が出来るようになるでしょう」と子ども達の成長を確信している。


手洗い場とベンチ

 さらにトイレに併設の手洗い場がユニークで目を引く。子どもの目線やコミュニケーションを重視した斬新さでトイレを明るいイメージに変えた。階段は、踊り場の壁が「赤・青・黄緑・黄色」に色分けされていて、非常時には「○○階段から避難しなさい」とわかりやすい指示ができる。
 周囲の図書館や他の施設は建設中で、旧校舎もまだあるので校庭は狭くなっているが、校長先生は「かえって外に行動が広がりました。逗子海岸や長柄桜山古墳などへ出かけ、今まで以上に自然を活用した学習をしています」と前向きだ。そして「オープンスペースによって先生方が自分のクラスだけでなく学年全体を見るようになりまとまりが強くなりました。周りの施設をどのように活用していくか、施設をいかに市民に開放していくかがこれからの課題です」と語った。
 周囲が変化していく中、「エルムの木」と呼ばれる逗子小のシンボルツリーの「えのき」は健在でさわやかな木陰をつくり逗子小学校の歴史を見守っている。



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