三浦半島の小・中学校の先生から、我が校自慢をたっぷり披露していただきます!

第34回 横須賀市立 野比中学校


渡辺圭治校長

 横須賀市野比に伝わる伝統芸能「虎踊り」を継承している横須賀市立野比中学校(渡辺圭治校長・生徒数468名)を訪ねた。
 「虎踊りは2年に1回の行事ですが、行事が近づくと参加者を募り、生徒たちは中村町内会館に出向き保存会の方々に3週間、夜7時から9時頃まで教えてもらうのです。昨年は30名が参加しました。玉あそびや谷のぞきなど5つの演技があり、虎のぬいぐるみの中に前足と後足担当の男子生徒2人が入って演技するのですが、アクロバットのような動きに目を見張ります」と渡辺校長。
 担当の島川浩一先生は町内会館で繰り広げられる生徒の練習振りを暖かなまなざしで応援、生徒達も皆の期待に応えてものにする。発表当日、体育館で全校生、親、地域住民の前で披露すると拍手喝采を浴びるそうだ。
 虎踊りの稽古で身につけた笛や太鼓は地域の夏祭りでも大活躍、「昭和52年の創立以来のこの行事は文化の継承を通して地域との連携も図っています」。

 部活面では、男子バスケット部が今夏、県大会に出場。吹奏楽部は横須賀地区で金賞、県大会で銅賞を受賞した。学区の町内文化祭で演奏する機会もありがんばっている。
 2年生の総合学習の中では23企業の協力を得て、職場を訪問する体験学習を行っている。「学校で経験できないことを学び、将来の設計を考えるきっかけになってくれればと願っています」。
 また学校付近では北武断層があることから、地震と火災を対象にした防災訓練を年2回実施、災害に対する意識を高め、備えている。
 今年11月、学校を側面から支えるPTA活動が認められ、県教育委員会から優良賞を受賞した。「今年の3年生の学級委員会では、懇談会当日、調理室でみそ汁を作り生徒に振る舞い、喜ばれました」「思いやりがあり、人の痛みがわかる人になってほしい。明るくのびのびと生活できる学校で子どもたちの夢の実現に応えていきたい」と渡辺校長はやさしい笑顔で語った。




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