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「東京湾内周遊市民クルーズ」

　横須賀から新門司港まで車ごと21時間で行けるようになった東京九州フェリー。新航路就航を記念して３月21日、「東京湾内周遊市民クルーズ」（横須賀市と東京九州フェリー共催）を開催、横須賀市民にお披露目された。応募人数９１０１名の中から参加できたのは２００名。家族連れや友人同士が笑顔で写真撮影をする風景があちこちで見られた。
この日乗船した新造船「はまゆう」は約１万５５１５㌧、トラック１５４台、乗用車30台、旅客定員２６８名が乗れる大型フェリー。物流を支える一方、マイカーで気軽に九州ドライブを楽しめるようになった。
10時にドラの音を合図に出航。猿島を過ぎ、海ほたるのアクアライン付近を通過、羽田空港、スカイツリーが肉眼で見られた。帰りは川崎の工場地帯、横浜ベイブリッジ、追浜などの遠望を楽しみ、14時に戻ってきた。九州名物のメニューがあるレストランも利用でき、ペットと過ごせる船室や展望風呂なども見学できた。
「揺れないのが良い。期間限定のプランが気になった」（40代夫妻）、生後４ヶ月の子連れの母親は「次は旅行計画を立てなくては」と笑顔。「家族揃って車で九州に行ってみたくなった」（80代男性）など、意欲的な感想が多かった。