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余郷隆正さん、さくらさん兄妹

　横須賀市内津久井浜在住の余郷隆正さん（21）とさくらさん（19）兄妹がスノーボードアルペン競技で世界で活躍、オリンピック強化指定選手に選抜されている。種目はパラレル・スラローム（回転）とパラレル・ジャイアント・スラローム（大回転）で旗門の設置されたコースを同時に２人一緒に滑りタイムを競う。
　大正大学４年の隆正さんは実家のお寺を継ぐために現在仏門に入り、僧侶の資格も取って厳しい修行と選手生活を両立させている。この１月16日～24日、米レークプラシッドで開催された「ＦＩＳＵ冬季ワールドユニバーシティゲームズ」では日本代表６人に選ばれて参戦。「今シーズン初のレースで心身ともに厳しかったが、自分のベストは尽くせたと思う」と振り返った。
　３歳からスノーボードを始めた妹のさくらさんとともに国内ランキングの成績も上げている隆正さんは「今シーズンは自分の滑りに向き合いながら、ワールドカップや２０２６年の冬季オリンピックへの出場を目指します。応援よろしくお願いします」と語った。
　隆正さん、さくらさんは昨年11月に上地克明横須賀市長を表敬訪問。市の「スポーツ選手応援事業制度」で今年度の応援対象者に選ばれている。

写真：今後も活躍が期待されている余郷隆正さん