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三浦市の潮工房アートスペース

　三浦市初声町の潮工房アートスペースで「潮工房25周年記念展〜歴代アシスタントと共に」が11月26日㈰までの日曜日のみ開催されている。小西潮さんと江波富士子さんが吹きガラス工房を開設したのは１９９８年。25年間に巣立ったアーティスト11名の力作が、自然光を取り込んだ明るいギャラリーに展示されている。
　最も長い６年間在籍した地元出身の漆山みさきさんは独自の世界観を創り出し、アメリカで発表された「世界のガラス作家１００人」に選出された。小西さん、江波さんは共にアメリカのガラス工房の同じボスの元で修行。小西さんはベネチアンガラスのレースガラス技法、江波さんはムリーネ技法のそれぞれ第一人者として、銀座和光、箱根ガラスの森美術館、有名デパートなどで作品展を継続して開催している。
　開設当初は燃え続けている窯の火がもったいないと思い、「お札が燃える夢を見た」と笑う江波さん。「器を買ってくれた近所の方に“あなた方はちゃんと尊い事をしてるのよ”と励まされ、頑張れました」と語る。記念展見学は日曜日の10時〜17時までの予約制。

※写真：ガラス工芸作家の小西潮さんと江波富士子さん。昨年工房隣にできたアートスペース
※予約はushiostudio2645@gmail.com