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2023.11.10

三浦半島でみかん狩り真っ最中(2023年11月10日号横須賀・三浦・湘南版)

三浦半島でみかん狩り真っ最中(2023年11月10日号横須賀・三浦・湘南版)


 完熟みかんは甘味と酸味のバランスが絶妙!  3代に渡って愛情込めてみかんを育てている横須賀市津久井浜の小林良則さんと、三浦市菊名の石井慎一郎さんの農園を訪ねた。※みかん狩りは11月30日㈭まで。農産物直売所「すかなごっそ」(長井1-15-15)、産直センター「うらりマルシェ」(三崎5-3-1)でも販売中。直売もあり


「北下浦郷土誌」(昭和60年刊行)によると江戸時代、紀州漁民がイワシ網漁にやってきて、大漁であったことから次々と定住するようになった。移住してきた人々によってみかんの苗木が持ち込まれたのではないか。北下浦地域のみかん栽培は、紀州の栽培方法と同じと記載されている。
昭和34年頃になると、家庭用燃料はプロパンガス、石油の普及によって雑木の薪の価値は低下。37年度、北下浦農業組合は国や県の補助金を得て山林を共同開墾、土地改良工事を行い、みかん栽培を始めた。折しも、昭和41年7月、京急線は津久井浜から三浦海岸まで開通したので農家と農協、京急がタイアップ、観光農園は昭和45年にスタート。現在17戸が参加している。

昭和38年に山林を、48年の減反政策により、田んぼを改良した津久井浜の小林農園は、甘味が強く酸味も適度に調和する「興津早生」(おきつわせ)を 主流に栽培しているが、当初はみかんの北限地と言われ、酸が抜けず〝酸っぱいみかん〟の販売に苦労した。「みかん狩りが終わって夕方から横浜駅へ2トントラックで仲間と売りに行きました」。4年近く続いた思い出話を語ってくれた。

一方、三浦市も昭和45年からみかん狩りをスタート。現在みかん狩り組合員は10戸。組合長の石井慎一郎さんのしもと園では昭和30年代、祖父が植えた樹齢60年以上の見事な樹が大切に引き継がれ、実っていた。茅ヶ崎市から初めて来たという女性は「湯河原より足下がきれいでみかんも美味しい」と笑顔。
 「植え替えて約15年の樹が多いです。品種は宮川早生が主流。糖度は11〜12・5、高いのは14度もあります。酸味のある美味しいみかんを作りたい」と、熱意を込めて語った。

津久井浜観光農園 ☎︎046-849-5001(現地案内所)
【入園料】大人(小学生以上)750円。3歳以上の幼児500円※園内食べ放題。持ち帰り用は別途購入。京急津久井浜駅下車徒歩20分。期間中、津久井浜駅から無料送迎バスあり(9:00〜15:00)

三浦みかん狩り組合 ☎046-888-3151(事務局:三浦市農協)
【入園料】大人(中学生以上)1,000円、小人(小学生)900円、幼児(3歳以上)800円、団体(20名以上)は50円引き、全て税込、おみやげ付き 

【無人案内所】京急三浦海岸駅前(土日は有人)
【入園時間】9:00〜15:00