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2023.12.06

久里浜港に黒船が!? 170年の時を経て再来航(2023年12月8日号横須賀・三浦・湘南版)

久里浜港に黒船が!?  170年の時を経て再来航(2023年12月8日号横須賀・三浦・湘南版)


東京湾フェリー「横須賀を“黒船初来航の地”」としてPR

 米国のペリー提督率いる黒船艦隊が久里浜に来航して今年で170周年を迎えたのに合わせ、横須賀市久里浜と千葉県金谷を結ぶ東京湾フェリー株式会社では、11月25日から黒船風にラッピングを施した所有船舶「しらはま丸」(3351㌧、旅客定員680人)が運航をスタートした。24日に来賓、報道陣らが参加した発表会が行われ、黒船フェリー「しらはま丸」が初入港。
 「ペリーが乗船していたサスケハナ号の全長は78・3㍍、しらはま丸は79・1㍍とほぼ同じで黒船の大きさをイメージしやすいのでは」と同社。地元久里浜観光協会でも10年以上前から話していたことが実現となり、街角のポスターなどで盛り上げている。船内も模様替えし、ペリー看板やペリー久里浜上陸図など当時の歴史や物語がわかりやすく展示されている。これは市の「新たなにぎわい創出事業補助金」を活用した事業の一つ。上地克明横須賀市長からも「横須賀の魅力を世界に発信するとても良い機会。多くの方々に末永く愛されますよう」とメッセージが届いた。
 同社の齊藤宏之社長は「横須賀を“黒船初来航の地”として広く周知し、横須賀市・観光協会・市内商店街とともに官民連携で観光活性化を図ってまいります」と挨拶。定期運航のほかに特別クルーズなども予定。横須賀の代表的なソウルフードや生演奏を楽しめるほか、黒船グッズも登場する。
☎︎046(830)5622

※写真:発表会では横須賀市のマスコットキャラクター「スカリン」と東京湾フェリーオリジナルキャラクター「キャプテンペルリ」が登場。所有船舶「かなや丸」の沖村船長は、坂本龍馬に扮した着物姿で注目を集めた