編集部のオススメ記事

2025.07.04

三浦半島活断層調査会「創立30周年記念講演会」7月6日(日)開催(2025年7月4日号横須賀・三浦・湘南版)

三浦半島活断層調査会「創立30周年記念講演会」7月6日(日)開催(2025年7月4日号横須賀・三浦・湘南版)

地元の活断層を地道に調べて30年

 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えた。繰り返し活動し、将来も活動すると予測される活断層は全国に2000カ所以上もあることが分かっている。三浦半島には「三浦半島断層群」(衣笠断層、北武断層、武山断層、南下浦断層、引橋断層)があり、地震発生確率も高まっている。
 「活断層のことをもっと知りたい」と探求熱心な市民らによって同年7月「三浦半島活断層調査会」が発足。三浦半島の地下構造や地質環境などの調査・研究活動を続け、このほど創立30周年を迎える。同会の誕生のきっかけは弊社主催の講演会だった。地道な活動は多岐にわたり、30年の間に三浦半島の環境地質図作成を目指してフィールド調査を行ったり、講演会や出前講座、パネル展示などを通して普及活動を行ってきた。

7月5日㈯〜8月6日㈬には記念パネル展も

 創立30周年を記念する講演会が7月6日㈰13時から16時まで、横須賀市自然・人文博物館(深田台95)で開催される。申し込み不要で当日先着80名。さらに、7月5日㈯から8月6日㈬まで記念パネル展示が同博物館2階展示スペースで行われる。ギャラリートークは7月26日㈯11時から30分間。
「最新の情報を知って地震にどう備えたら良いか、多くの市民の方に足を運んでいただきたい」と、同会事務局長の青木厚美さんは参加を呼びかけている。

●問い合わせ:三浦半島活断層調査会事務局 ☎080-1193-5179(青木さん)