編集部のオススメ記事
2025.10.03
オーダーメイドなこだわりで至福の一杯を!焙煎に迫る(2025年10月3日号横須賀・三浦・湘南版)

香りと特徴が際立つ浅煎りコーヒー
コーヒー豆の販売とカフェも併設した「スペシャルティコーヒービーンズ№13」は、フルーティーであっさりとした浅煎りコーヒーがメインのお店。コーヒーロースター兼バリスタの野口量司さんは2017年から販売を始め、2022年にオープン。エチオピア、ペルー、タンザニア、パナマ、コロンビアなど約15カ国の上質な豆を選び、昨年からラオスの農園を訪問して直接取引を始めた。
深煎りだと苦くわかりにくい香りや味も、浅煎りだと特徴が良くわかる。コニカルビーカーからワイングラスに少しずつ注ぎながら香りや味わいを楽しむコーヒーは、和菓子やフルーツ系のケーキなどにピッタリ。
野口さんは「コーヒーは難しいイメージがありますが、お気軽にバリスタになんでも聞いて楽しんでください」と笑顔で話す。
幸せな香り! 新鮮で面白い焙煎見物
地元野比でコーヒー豆焙煎の専門店を2019年にオープンした「豆工房コーヒーロースト野比店」の吉田浩史さん。扱う生豆は南米、中南米、アジア、アフリカ、中近東など幅広く高品質の24種。精製方法はすっきりした味の水洗式、独特の香りと味わい深いナチュラルなど。
生豆の産地や焙煎度合いを決めると目の前で焙煎が始まる。ガス台の上の熱風式焙煎機が音を立てて勢いよく回り始めると、吉田さんは変化する音と香り、色などを確認すること約9分。240㌘の生豆の水分が蒸発し、渋皮を落とすと約200gになる。
袋詰めまでの間にハンドドリップコーヒーの試飲サービスがあり、お薦め限定豆の味も堪能できる。店主と会話を楽しみながら自分好みのオーダーメイドコーヒーを探せる。