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2026.03.12

​潮干狩りの舞台裏とは?天然アサリ激減と空飛ぶ泥棒への対策(2026年3月号金沢版)

​潮干狩りの舞台裏とは?天然アサリ激減と空飛ぶ泥棒への対策(2026年3月号金沢版)

園長が語る、春の海の公園のいま

​​ 春の訪れとともに、横浜市の海の公園は潮干狩りシーズンを迎える。その舞台裏では、ボランティア団体「海をつくる会」による アサリの生息数調査が毎月続けられている。
調査によると、昨夏まで順調だったアサリは秋口に大量死したとみられ、現在は「ほとんど採れない」ほど資源量は厳しい。温暖化による海水温の上昇も一因と考えられている。
一方でマテガイは確認されており、採る楽しさは格別。ただ、風味に「食べすぎると癖を感じることもある。適量を持ち帰るのが通の楽しみ方」と公園管理センターの松岡園長は語る。
上空からの「泥棒」にも注意が必要だ。カラスはデイパックのファスナーを開けるほど賢く、またトンビが弁当を奪う事例も多発している。被害を防ぐため、屋根のある場所で食べるのが安心だ。
「『アサリは撒いているんでしょ』とよく聞かれるんです」と松岡さんは笑う。「撒いたのは開園した年の一度だけ。あとは自然の力」。その言葉には、この場所を見守る責任と誇りがにじんでいた。今の海の姿を感じながら、のんびりと海辺の散歩も満喫したい。
問い合わせ:海の公園管理センター ☎045(701)3450

マテ貝を捕まえるところ

マテガイを掴むところ