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2026.05.14
【動物園で保全活動】ザリガニ調査隊(2026年5月号金沢版)

金沢自然公園の「みずの谷」には、自然景観と調和する人工池が存在する。その池では「ザリガニ調査」が行われていると聞いて取材に向かった。
晴天に恵まれた4月26日の日曜日。この日14時に親子連れなど約20人が集合。金沢動物園から3人、大学生6人がスタッフとして加わった。まずは服装や道具をチェック。続いて金沢動物園・教育普及担当の先﨑 優(せんざき まさる)さんが「この池は大人のひざ下程度の深さなので安心ですが、ハチなどの虫も飛び始めました。そして足元はすべりやすいので気をつけて」と説明し調査を開始した。先が平らな網、肩ひも付きのケース、胴長(ウェーダー)、長袖がおすすめ。活動を続けていくには、「安全管理がとても重要で、一人一人がしっかり準備することが大切だ」と話す。
池の生き物を採集し、種類ごとに分けて数をカウント。繰り返し調査をすることで、どの時期にどんな生き物が暮らしているか、外来種の影響がどれくらいあるか、どうすればもっと色々な生き物が暮らせるようになるか、などがわかる。今年6月で調査開始から3年目を迎える。
池に入った親子は、たも網で生き物を採集し、種類ごとに分けた容器に入れる作業を約30分繰り返した。金沢区在住の2年生男子は2回目の参加。「アメリカザリガニを取った! はさみに挟まれたら痛かった」と笑顔で教えてくれた。また3回目参加の3年生男子は「生き物をさわるのは全然こわくない」と話した。さらに川崎市から参加した髙橋さん親子は「高速に乗って来ました。1年前からずっと参加しています。はまりました!」と楽しさを語った。
今回の調査では①アメリカザリガニ ②おたまじゃくし ③さかな ④エビ ⑤ヤゴ・貝・その他に分けて採集され、先﨑さんが参加者に説明。「ザリガニの他にも、ウシガエルのおたまじゃくしやエビ、ヤゴ、メダカ、そしてゲンゴロウの仲間などが取れましたね。生き物に触るときはやさしく」とアドバイスした。
「みんなががんばってくれたので、大きい生き物から小さい生き物までたくさん採集できました。生き物にさわれる貴重な体験です。興味を持たれたら、お気軽に参加してください」と先﨑さん。準備を万端にして調査に参加してみよう。
【日時】 毎月第4日曜日 14時〜15時頃
【場所】 金沢自然公園 みずの谷
【調査参加】 参加条件を確認し、十分に事前準備をして集合場所へ
※条件を満たさない場合や遅刻の場合は、お断りすることがあります
【問い合わせ】045-783-9100


