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2026.08.26

ホテルの「もったいない」が動物のご馳走に
〜食品ロス削減の取り組み〜(2026年8月号金沢版、中区・西区版)

ホテルの「もったいない」が動物のご馳走に
〜食品ロス削減の取り組み〜(2026年8月号金沢版、中区・西区版)

ホテルの未利用食品を動物のおやつに

 市内ホテルで消費されなかった果物などを「よこはま動物園 ズーラシア」の動物のおやつとして活用する取り組みが実施されている。
提供される食品は、ブッフェで設定された時間内に消費されなかったブドウやオレンジなどの果物のほか、食パンやバゲットなどのパン類。同プロジェクトは令和7年8月の「ナイトズーラシア」で試行的にスタートし、来園者からの好評を受けて令和8年3月には連携の輪が拡大。現在は「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」「ヒルトン横浜」「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」「ハイアット リージェンシー 横浜」の4ホテルが食品を提供している。
おやつの提供は、園内のインドゾウまたはチンパンジー展示場で実施される定例ガイド「飼育員のとっておきタイム」に合わせて行われる。 飼育員による動物の解説を聞きながら、ホテル由来の特別な食材を頬張る動物たちの姿を見ることができる。
今後の実施予定日は9月20日、10月18日、11月15日、12月20日、令和9年1月17日、2月21日の各日曜日(天候や動物の健康管理等の理由により、中止・内容変更となる場合あり)。来園者に身近な体験として楽しんでもらいながら、食品ロス削減を考えるきっかけを広げ、循環型都市を目指す。

市の資源循環プラットフォームを活用

 同プロジェクトは「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」からの「まだ食べられるにもかかわらず、衛生基準によって提供できなくなってしまう食品」の活用の提案を「横浜市資源循環推進プラットフォーム」が受けたことがきっかけとなり、ホテルと動物園を結びつける形で実現した。同プラットフォームは動脈産業と静脈産業の連携による資源循環の活性化を目的とした組織で、令和6年10月に市内の廃棄物処理業者7社が中心になり公民連携で発足した。
職場や地域活動の拠点など、あなたの身近な場所でも資源として使える未利用品があるかも? 同プラットフォームでは、事業化に向けたプロジェクトも募集している。
ホテルから届く「特別なおやつ」を頬張る動物たちの姿は、私たちの日常にある「もったいない」を未来への「価値」へと変える大きなヒントを与えてくれる。