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2026.10.16
11月5日は「いいたまごの日」(2026年10月16日号横須賀・三浦・湘南版)

2019年から始めた「平飼い」養鶏
横須賀市長坂で平飼い養鶏場「チキチータファーム」を営む鈴木章子さん。「市販されている卵の約9割はケージ飼い。劣悪な飼育環境は、いつか回り回って人間に返ってきます。トリもヒトも地球もハッピーを目指しています」と笑顔で話す。鈴木さんは作業療法士の仕事をした後、養鶏に興味を持つ。8寸(24cm)のケージに2羽入れ、歩くこともできないケージ飼いでなく、鶏本来の生態や習性に沿った平飼いを選んだ。7年前、一人で平飼い養鶏を始め、現在は200羽、8種類の採卵鶏を飼育している。
どんな環境で鶏が育ち、どんな卵が
食卓に届くのかな?
卵には一般的な「ケージ飼い」と、鶏舎や屋外で自由に動き回れる「平飼い」がある。平飼いでは鶏が止まり木に上ったり、砂浴びをしたりできる一方、飼育に手間がかかるため、卵の価格も高くなる。同養鶏場では、おから、はじき米、出汁ガラ、ビール粕、野菜くずなど、近隣の店で出た廃棄物を飼料として活用。特におからとビール粕を混ぜた餌は甘く、鶏たちの大好物だという。鶏舎と庭を自由に行き来し、卵を産まなくなった鶏も終生飼育している。
「みんな違っていい」と、色やサイズを混ぜて販売。購入者からは、「子どもの頃に食べた卵かけご飯の味で感動した」「目玉焼きの食感が違う」と好評だ。「安さだけではなく、どんな環境で鶏が育ち、どんな卵が食卓に届くのかを知ってほしい」と鈴木さん。平飼い卵を多くの人に知ってもらい、観光農園を開くのが夢だ。
10月10日からは土・日曜、祝日の11時30分〜15時、養鶏場でキッチンカーをスタート。しらす卵丼、卵サンド、フレンチトーストなどを販売する予定。


