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〝私たち〟の〝ボクたち〟の居場所

　衣笠駅からすぐ左の細い路地を歩いて１分。手作りの看板に従って外階段を上がって２階へ。
ここ、「衣笠駅徒歩１分図書館」（衣笠栄町２ ー 66井上アパート２Ｆ）は、ＮＰＯ法人プラットファーム代表の北川幸子さんが「子どもと若者のこころを育む場所になることを願って」２０１９年11月に開設した「子どもと若者の図書館」第１号館。午前中は乳幼児とママたち、午後は小学生、夕方には中・高校生が訪れ、本を読んだり絵を描いたりおしゃべりしたり。絵本、小説、ビジネス書、漫画など、寄贈本約５０００冊が並ぶ図書室のほかに相談室やイベントのできるフリールームがあり、長い廊下にも本が並ぶ。
　「いつも来ている幼い女の子が初めて訪れた大人に利用の仕方を教えたり、本を探すのを手伝っている光景を見たり、不登校の子どもが学校がイヤな理由をここにいる大人に話したり」と北川さんの図書館は子どもに本来備わっている力を信じ、仲間を助けるアクションの受け皿となる場所になっている。
７月に「船越小学校徒歩１分図書館」がスタート、９月からは「津久井浜団地徒歩０分図書館」もスタート予定。

写真：お話を伺った北川幸子さん。開館日・開館時間等はSNSで