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2024.01.25

横須賀の女性に愛されて73年「ピンク洋装店」1月26日㈮に閉店(2024年1月26日号横須賀・三浦・湘南版)

横須賀の女性に愛されて73年「ピンク洋装店」1月26日㈮に閉店(2024年1月26日号横須賀・三浦・湘南版)


 三笠ビル商店街にある婦人服専門店「ピンク洋装店」が1月26日㈮に閉店する。1950年創業当時は流行のオーダーメイドの洋服を販売しようと父の兄の敬次さんと母、高地君江さんが店を立ち上げ、君江さんがデザイナーとしての才能を発揮。敬次さんが29歳で早逝後、東洋経済新報社勤務だった父の高地光雄さんが本格的に経営に参画し、生地の販売、洋服のデザイン、縫製を行える現在の場所に移転。横須賀初のファッションショー、季節ごとの展示会を行うなど店を盛り立てた。店はオーダーメイドから既製服、ダンス・舞台ドレスの販売へと時代に合わせて変わっていった。祐三子さんはデザインの学校を卒業後、同店で君江さんの背中を見ながら学んできた。10年ほど前から君江さんに仕入れから販売までを任され、光雄さんが亡くなりお店を継いだ。
 「お客様はいつも温かく、従業員の方々に助けて頂きながら楽しく仕事をして参りました。婦人服は閉店となりますが、2月半ば過ぎ、ビル内の別店舗でダンス・舞台ドレス等の店をリニューアルオープンします」。