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2024.03.13

巨大ロボットの魅力に迫る展覧会を開催中!メカニカルデザイナー・宮武 一貴 さんに注目(2024年3月15日号横須賀・三浦・湘南版)

巨大ロボットの魅力に迫る展覧会を開催中!メカニカルデザイナー・宮武 一貴 さんに注目(2024年3月15日号横須賀・三浦・湘南版)

 

 横須賀美術館で4月7日まで開催中の「日本の巨大ロボット群像―巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現―」(4月1日は休館)は連日、多数の入場者で賑わっている。ロボットアニメ『鉄人28号』(1963年)、『マジンガーZ』(1972年)、『機動戦士ガンダム』(1979年)など45タイトルの貴重な原画や資料など約200点が展示され、デザインと映像表現の歴史を辿る内容だ。会場で一際異彩を放っている巨大絵画(横5・8㍍×縦2・6㍍)2枚は「スタジオぬえ」のメカニカルデザイナー・宮武一貴さんが本展のために描き下ろした。

 「タマムシやモルフォ蝶の構造色と同じ特殊な塗料を手に入れ、見る角度によって多様な色に変化する試みをしました。歩きながら光が変化するのを感じとってくれたらうれしい」と話す。宮武さんは横須賀市出身。清泉小学校時代は記念艦三笠が遊び場だった。小学1年生の時、レーダーが回り、鉄の振動を肌で感じる艦船に乗せてもらう機会があり絵に描きたい衝動にかられた。部分しか描けないジレンマがあったが『宇宙戦艦ヤマト』のメカニカルデザインをやるようになった頃には、巨大なものが描けるようになっていた。
横須賀高校時代は生物部に所属。葉山辺りまでの山をカメラ、望遠鏡を持って歩き回り植物学と動物学を学んだ。機械工学の基本的なことはバイクを分解している父親から学んだ。「マジンガーZの歩く仕組みは小学生でも分かるように描きました」。ロボットのリアルな内部構造を描けるのは、横須賀の歴史・風土が育んだのかもしれない。